1 序・第一章
 歎異抄の世界 (伊東慧明著)

   
  目  次  
 1 序・第一章  
 まえがき
  一 序  
  二 第一章の一  
  三 第一章の二  
  四 第一章の三   
  補 説  
  あとがき   ◀
 2 第二章  
 3 第三・四・五章  
 4 第六・七章  
 5 第八・九・十章  
  謝  辞  
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あ と が き


 この会の中心メンバーである青年たちが、歎異抄を読みはじめたのは五年も前のことですからその間には、結婚した人、子の親となった人、すでに三十歳をこえた人もあります。その意味では、会は、青年会らしくなくなっていくようですが、しかし、かれらは、二十代にも老人がいる「すぎさっていく青春への哀切に、身を細らせて生きている」若年寄がいることを知っています。そして「若さは、ウソやお世辞の世界で、真実を求めつづける歩みのなかにある」といいます。まことに、菩薩の願いを生きる法蔵こそ、永遠の青年の象徴であります。それを思えば、われわれが「歎異抄に聞く」という初心を忘れることなく歩みつづけるかぎり、この会は、いつまでもいつまでも、青年の集いであるというべきでありましょう。
 この会に集まる人びとの学歴を、参考までにもうしますと、中学卒と高校卒がほぼ同数でしょうか。しかし、座談会で多く発言しているのは、高校にまで行かなかった人たちです。かれらははたらきながら学び、仕事をとおして考えます。なかには、親鸞の主著『教行信証』を読んでいる人もあります。わたしは、月に一度のまじわりながら、かれらから実に多くのことを教えられております。
 このあとに、参会者名を列記しましたが、なかに年配の人、高齢の人がみられるのは、そのほとんどが特別に参加した人であります。また、年齢職業は、昭和四十一年八月現在のものにもとづいて書きました。
 なお、「歎異抄の諸問題」では、頁数の関係から、当然はじめにふれるべき点を書き残し、特に第二章の問題点については、全くふれることができませんでした。それらは、第二冊において補説することにしたいと思います。

「歎異抄に聞く会」参会者名簿 
   ・・・ 省略 ・・・




   伊 東 慧 明(いとう えみょう)

     1930年 三重県松阪市に生まれる
     1953年 大谷大学文学部卒業
     1962年 大谷大学大学院文学研究科 真宗学専攻 博士課程終業
     現 在 大谷大学学監・事務局長・文学部講師
     著 書 「阿弥陀経に聞く」(教育新潮社)


  
歎異抄の世界 1


    昭和41年11月1日 初版発行
                 ¥ 300
      著 者   伊 東 慧 明
      発行者   田 中 茂 夫
      印刷所   中村印刷株式会社

      発行所   文 栄 堂 書 店
          京都市中京区寺町通三条上ル
               振替京都2948
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