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ここが浄土の南無阿弥陀仏
−浄土について−
細川 巌 講述
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 現代、浄土と言えば死後の世界と同義語として取り扱われることが一般的です。また、念仏申すということが生活風景の中からほとんど消えてしまっています。細川巌師は、これを浄土真宗の危機的課題と捉え、浄土は生きて到る世界であること、そのためには念仏申すという教えが伝わらなくてはならないと強調しておられます。師が76年の生涯を閉じる二ヶ月前に、最後の力を振り絞って我々に残して下さった教えです。
 大分県杵築市の妙徳寺における平成7年11月の講義を、田畑正久さんが講義録にまとめられました。

★註…()内数字は、明治書院発行『聖典』の(目次番号/ページ)を示す。
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もくじ
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0.はじめに
1.浄土真宗の危機的課題
2.浄土往生は死後のことか
3.死後の往生説はどこから来たか
4.浄土とは何か
5.天親・曇鸞の説かれた浄土
6.善導の説かれた浄土
7.浄土、その真実と方便の相
8.獲と得
9.往生とはどういうことか
10.人間生活の「二河白道」
11.東岸から西岸へ
12.「願生」は無上の生
13.如来浄土へ進ましめるはたらき
14.心の転回
15.心の奥底を超える
16.浄土はどこにあるのか
X.あとがき
Xd.「あとがき」にそえて