あ と が き
「歎異抄講読 異義篇3(巌松会)細川巌講述」より


 これは細川巌先生が宗像市日の里公民館で、十数年にわたって毎月一回も休まれることなく講義された記録の一部である。平成二年のみ教えであるから六年前になるが、今も新鮮に頂くことができる。誠に尊いみ教えである。ちょっと足を伸ばせば直接お聞きできたのに、またがあるからと懈怠にしていた事が残念でならない。しかし亡くなられて後、今出版できて改めてみ教えを頂く事ができてたいへんうれしく思う。先生の懐かしい面影を憶念しながら編集させて頂いた。
 この本の出版にあたっては、松岡フミ、安重徳子、熊川和子、島田清子、寺井裕美子、横川久美子、野母邦彦、大渕辰雄、中野和子(敬称略)の各氏のテープ下ろし、ワープロ打ち等の御協力によって完成したものである。なお印刷、製本には久留米市の服部印刷の御苦労によってできたものである。心から感謝いたします。また、これを買って読んで下さることも大変な御協力である。よろしくお願いいたします。

平成八年十二月
編集責任者 M・H

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