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たとい 一句一行の法文なりとも これを念ずること 五年 十年 年久しきに至れば 必ずそこには一つの風格を成就します 一行を執持する者は 必ず万徳を具するに至るのであります でありますから 大法を聞くだけでなく 長時にわたって忘れないことが大切であります 忘れずとは相続することであります 「当に勤めて之を行じ」つつ 相続して忘れねば その一貫相続の行歩は 必ず美しき人格を成就します 「念願は人格を決定す 継続は力なり」 だれが 私のこの一句の贈り物を忘れず
一生に執持して下さるのでありましょうか
住岡夜晃著『讃嘆の詩(樹心社)』より |
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