平凡でもいい 一筋道をゆけ
職業でも 勉学でも 信仰でも ただ一本道を走ってゆけ
一心になった時 何かができる
一本道になった時 腰がきまる
腰がきまった時 その心に輝きが出る
輝く心は悦びを感ずる
一つの念が生まれる 何年続きました
十年続いたと聞く時に その中心には誰かがいる
一本道を歩まずにはいられぬ誰かがいる
幾度も熱涙をかみしめて すべてを忍んだ人がある
中心人物がいて 自分の事のようになんでもやる
一心にやる
腰掛気分や 名利のために動く者に大した人物はない

住岡夜晃著『讃嘆の詩樹心社)』より